「だれでも知っている」を社会の当たり前に

はるのひ日記

社会の当たり前ってなんだろう?

栄養や食に関しては「当たり前な常識」が様々だと思う。メディア社会の中、栄養に関する情報は溢れかえっている。その中で、情報の切り取り方、受け取り方は自由だ。健康に興味がある人は、どんどん必要な情報を集めることができる。そうでない人は、自分に都合の良い部分をピックアップしたり、都合の良い解釈をしたりと十分な形で知識が届くわけではない。また、健康に無関心な人だっている。

栄養に関して「だれでも知っている」知識と言えば、メタボリックシンドロームや生活習慣病だろうか。いまや栄養を摂り過ぎたことによる健康リスク(メタボや生活習慣病)は社会の当たり前の知識となっている。

これを読んで下さっている皆さんは、栄養が不足し過ぎたことによる健康のリスクをご存じだろうか?いわゆる『低栄養』。現代の日本では若い女性や高齢者に多く、問題となっているのです。私は沢山の高齢者の栄養管理をする中で、栄養不足から起こった様々な結果を見てきました。過栄養よりも低栄養の方が寿命を縮めることは研究でも分かっているのです。

コロナ感染で重症化のリスクが高まるのは糖尿病や肥満などがあがっているので、過栄養の方が怖いイメージですが、低栄養で免疫力、抵抗力が弱っている状態でも重症化や死亡するリスクが高まります。この第8波で亡くなっているのは高齢者がほとんどですよね。若い世代にとっては数日寝込んでもすぐに戻る体力も、免疫力や体力の弱った高齢者は寝込むこと自体が命取りになるのです。ヒシヒシとその現実を目の当たりにしながらこのブログを書いています。

栄養を考えることは自分の健康寿命を延ばすための投資

どの年代の方もいずれは老いていく

上手に老いるためには栄養状態を整えることを大切にして欲しい🍀

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