学会のシンポジウムで発表してきました!

はるのひ日記

 

2023年1月21に熊本県で第12回日本リハビリテーション栄養学会学術集会が開催されました。

シンポジウムのテーマは『生活期のリハ栄養の挑戦と進化 ~ここから本番~』

 

まず、リハ栄養とは何か?を説明します。

リハビリテーション栄養(以下、リハ栄養)とは、国際生活機能分類を用いた全人的評価と栄養状態も含めた評価の結果にもとづき、リハビリと栄養管理の両方の側面からアプローチをしながら、患者さんの生活機能の改善を目指すことで、QOL(生活の質)をできるだけ高めるという考え方です。

リハビリってセラピストがするんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ここで言うリハビリは広義のリハ「対象者が個人のあるべき姿に至ることに対するすべての支援」を指します。

簡単説明すると、少食で体が衰えて歩くのが遅くなった高齢者がいたとします。                   普通なら、運動のリハビリをしよう!となりますよね。食が細くなって筋肉量が減った高齢者に運動療法だけをおこなっても、実は良くならないのです。筋肉量が減った原因が「食が細くなった」にあるので、まずはどうやったら栄養が摂れるかにアプローチする必要があるんです。皆さんよく言われるのですが「年を取ったら食が細くなるのは当たり前」ではないんですよ!食が細くなってしまった原因も、もちろん評価の中に入っているので、そこにもアプローチしていきます。食事の内容が改善され、十分に栄養が摂れるようになり、衰えが気にならない速度で歩けるようになってもらう。それがリハ栄養。

私は認定栄養ケア・ステーションの活動で多くの高齢者を訪問し、栄養ケアを行っています。

リハ栄養の考えを取り入れて栄養ケアを行っているので、その報告と今の地域の方々の状況をシンポジウムで発表してきました✨

座長には、在宅医療のエキスパートでいらっしゃる佐々木淳先生と医師でもあり京介食推進協議会の会長でもいらっしゃる荒金英樹先生という贅沢なシンポジウムでした。

私の活動が気になる方はInstagramを見て頂くか、お気軽にお問い合わせくださいませ💗

 

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